杉さん、櫻井さん登壇 公開記念舞台挨拶レポート

3/1、東京・新宿のシネマート新宿にて、映画『親鸞 人生の目的』の公開記念舞台挨拶が行われ、80歳代の親鸞を演じた杉良太郎さんと青年期の親鸞を演じた櫻井孝宏さんが登壇しました。
櫻井さんはオーディションを経て役を掴み、台本や映像を通じて親鸞の人間性を深く理解していったと語り、また、完成した作品を観て初めて気づくことも多かったと振り返りました。杉さんの演じられた親鸞に対して迫力ある声が作品全体を包み込むようだったと絶賛されました。

杉さんは映像演技とは異なり、声だけで表現することに戸惑いを感じたものの、親鸞の教えが自身の人生観と重なり、自然に役に入ることができたと明かしました。さらに「生きるとは何か」を問い続けてきた自身の経験と、親鸞の教えが通じる部分が多かったと述べ、「人は煩悩まみれであり、それを完全に捨てることはできない。しかし、生きている間に何をするかが大切だ」と強調し、人に優しく生きることの大切さを訴えました。最後に杉さんは本作は一度では理解しきれないため、何度も観ることで自らの答えを見つけてほしいという言葉で締めくくりました。

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