尊敬をしている杉良太郎さんが声優をされている。
どのような作品なのか?「親鸞聖人」の事は失礼ながら知らずに前情報は一切なく拝見しました。
7歳まで家族を知らず、8歳で血のつながりはないが心から愛してくれる養母との出会いによって「生きる」というのは強制ではなく「誰かに生かされている」
つまり人間は1人ではなくちゃんと命を分かち合う相手がいる。ということを知ったのです。
今作では親鸞聖人と共鳴し共感した。遠くの教えではなく、また宗教の教えを超えた哲学や道徳だと感じたのです。また、他者のために生き、多くの子どもたちの人生を変え、長く支援活動をしている杉良太郎さん以外、親鸞聖人の声は務まらないです。本当にアニメーションを超え、今の時代にこそ「教え」を伝えていかなければいけない。そして他者を思い、共存する意味をも再確認しました。親鸞聖人を知ることができて本当によかった。
我々は皆、この星で生きている「人間」なのです。
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<プロフィール>
サヘル・ローズ / 俳優、タレント
1985年イラン生まれ。8歳で養母とともに来日。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し、舞台にも立つ。近年では自身がメガホンを取った映画「花束」も公開されるなど、表現の幅を広げている。また芸能活動以外では、個人で国内外問わず支援活動を続けており、2020年にはアメリカで人権活動家賞を受賞。昨年2024年に、エッセイと自身初の絵本を同時発売した。